カーネギーホールに立った夜
〜車椅子で第九を歌う〜
こんにちは、乙川正純です。
この度、エッセイ集の出版をしました。今回が三冊目なのですが、一番出来がいいという感じがしています。
読んだ人がどう思うのかが少し不安ではあるけれど、確かな手応えを胸にしています。是非読んで下さい。そして多くの人に伝えて下さい。
今週(8月8日)から各書店に置かれています。近くの書店に行ってみて下さい。もしなかったらそこで注文をして下さい。一週間ほどで届きますので。
書名:カーネギーホールに立った夜
〜車椅子で第九を歌う〜
著者名:乙川正純
出版社:考古堂書店刊
価格:1500円
各書店にて発売中!!
エッセイ集からの抜粋。
第九の練習を始める。
ベートーベンの作曲による交響曲の一つで、歓喜の歌として世界中に広まっている。そして年末になると各地でコンサートが開かれて、沢山の人達が歓喜への思いを歌い上げている。クラッシックには明るくなくても、第九ならよく知っている。そんな人は本当に多い。その第九の練習を始める。
第九はよく知っているけれど、まともに聞いた事はない。ましてほんの少しでも口ずさんだ事はなく、本当に未知の世界に足を踏み入れたという感じ。本当に俺に第九が歌えるのだろうか。もしかしたら無謀な挑戦だったのではないだろうか。何となくそんな思いになりながら、本を見ながらテープに耳を傾ける。
練習を始めたばかりだから、簡単には歌えないのは当たり前。最初から上手に歩く事は出来ない。迷ったり壁にぶつかったりするだろう。とにかく出来る所までやってみよう。それで駄目であれば、それはそれで仕方がないのだから。そう思いながらまた同じ所を、繰り返し聴いてみる。とにかくしっかりと呑み込むまで。これは時間が掛かりそうだ。そんな思いになりながら。
乙川正純さんのホームページはこちらです。
これで、乙川正純さんの「カーネギーホールに立った夜」の本の紹介ページを終わります。
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