行ってきました!JRPS総会
コメント:燕市 おうめちゃん 2007年10月
猛暑、酷暑と言われた夏もすぎ、金木犀の香りが心を和ませ、新米の香りが胃腸を和ませる季節もすぎようとしていますね。
ちょっと古い報告ですが、(かなり古いかも?)またまた!行って来ました。今度はどこへ行ってきたかというと、「JrPs(日本網膜色素変性症の会・ニイガタ支部)」の総会へ行って来ました。
「総会」というと硬い会合へ出席したみたいですけど、目当ては「めいくあっぷ教室」です。総会のイベントでおこなわれるというお誘いを受けました。これはこれは、お化粧大好きのおうめちゃんは二つ返事で「いくいく!」でした。午後は済生会 安藤先生の お話です。これも楽しみな講演です。
と言うわけで、今回の出演者は、おうめちゃん、とんとんさん、ハートッチさん、すずらんHP初演のおきちちゃん。
ガイドヘルパーは燕社協のあいちゃんとおおちゃん。
合計6名の出演となります。
この日、平成19年6月24日(日)は、暑からず寒からずの陽気でした。
とんとんさん以外の5人は高速バスを利用して、現地集合となりました。
ハートッチさんは始発から乗り込み、燕駅で他の4名と合流。
燕駅から目的地の新潟市まで、約40分の道のりです。
長い道のりかと思いきや、とんでもございません。
女3人寄れば「かしましい」とはよく言ったもので、おうめちゃん、ハートッチさん、おきちちゃんの3人でピーチクパーチクとしゃべれば、40分などあっと言う間です。
下車するバス停の名前は忘れたのですが、「ガンセンター」の次だったと記憶しています。
なぜ?憶えていたかと言うと、こんな話題が出たからです。
「ガンセンターには、眼科や産婦人科もあるんですってよ」「エーッ!本当!?」
「ガンセンターで出産なんてったら、なにかあったのかと思っちゃうよねぇ」
「ガンだけの治療や研究だけかと思っていたわ」
などと好き勝手なことをしゃべっていたからです。
下車したところから目的地の新潟総合福祉会館まで、徒歩で約10分くらいだったと思います。
歩道も整備され、誘導ブロックも設置されておりました。
人の歩く音の量、車の走る音の間隔、横断歩道の長さ、建物と建物の間の感覚、空が狭く感じたこと・・。
やはりここは新潟県の県庁所在地、「都市なんだなぁ」と思いました。
新潟市総合福祉会館は、おうめちゃんは初めての場所です。
会館のロビーで無事6人が集合! いざ!5階の受付へ!
ここのエレベーターは広々としていて6人がゆったりと乗れました。操作ボタンも高いところと低いところの2箇所にあるので、子供や車椅子の人でも自分で操作できるようになっていました。
おきちちゃんが「低い位置のボタンのほうが、ドアの空いている時間が長いんですよ」と言っ
てました。そうですね、いくらか長い時間ドアが開いていてくれないと、すたすたと乗れないのだから途中で挟まれたらかないませんです。
そういうところにも、ちょっとしたバリアフリーがあるんですね。
受付で料金を支払い、資料を受け取り、いざ!美容相談会場へ!
さて?美容相談はどうだったかと言いますと・・。結果から言うと、想像していたのと、ちょっと違っていました。
美容部員が何名かいて、一人一人相手をしてくれるのかと思っていたのですが、相談員はお一人でした。
余談ですが、近年、化粧品メーカーの美容部員をカタカナで言い表すところがほとんどですね。
ビューティーアドバイザーとか、ビューティーコンサルタントとか、ビューティーカウンセラーとか、ビューティースタッフとか、ハイカラ(?)な呼び名にかわってますねぇ。漢字でもカタカナでも仕事の内容はおんなじだと思うんだけどな?はい、これは余談でした。
とんとんさん、おうめちゃん、おきちちゃんの3人がまとまって、美容相談を受けることにしました。
メイクアップはやはり自分で出来るようにしておきたいものです。
出かけるたびに、家族をつかまえて、「口紅塗ってぇ!」ではいただけません。
では、どんなことを聞いてきたか、
1.口紅は紅筆を使うと細かいところまできれいに描ける。
潤いのある唇に見せたい時はグロスを使い、グロスは唇の真ん中に塗ると上品である。
全部に塗ると、天ぷら定食を食べた後のようである。
2.ファンデーションの色を選ぶ時は、必ず直接つけてから選ぶのがよろしい。
全部につけなくても首との境が出ないような色を選ぶ。これも誰か信頼の出来る人に見てもらうのがいいですね。
自分の肌の色より少し濃い目の色を選ぶ。
今回、3人は自分に合った色を使っていました。よかった。
3.頬紅。ファンデーションだけですと、のっぺりとして顔に表情や華やかさがなくなります。
頬紅も時代により入れ方があるので、今はどんな入れ方かしら?
頬の1番高いところから外側に向かい、小さめの三角形にぼかすような感じでした。
おうめちゃんがメイクを始めた頃の、頬骨にそってチークを入れていた頃と、ちょっと前から、頬骨の1番高いところにまあるくつけていたのとの、中間くらいのつけ方にかわってました。今おうめちゃんは、小さめ三角形に頬紅を入れていまーす。
4.眉毛。これは視力のある人でも悩むポイントですね。
眉毛を描いても、ぼかした時、ちゃんと残っているのかわからない。左右の形、色のバランスが取れない。バランスは、眉頭と眉尻のとり方は簡単に取れますが、色の濃淡はむずかしいかな?パウダータイプのアイブロウだとやりやすそうでした。
伸びた眉毛の処理は、女性の床屋さんにしてもらうのがいいとの結論に達しました。
憶えているのはこの4つ。相談を受けている間も待ち時間も、3人でずっとピーチクパーチクとしておりました。
化粧品のサンプルとカタログをもらって(サンプルをもらうと嬉しいです)次のコーナーへ!!
次は補助具の展示コーナーです。
大活字とシナノケンシと拡大鏡関連の3社でした。
大活字の商品は一般には販売されていないものなので、ヘルパーのあいちゃんとおおちゃんも、興味を持って見ていたようです。
おうめちゃんは罫線が中抜きになっているものに興味があったのですが、いかんせん、大きすぎて。A4かB5くらいかしら?
2行か3行程度に使える小型のものであればと思いました。
また、その場で品物を受け取ることは出来たのですが、支払いは振こみ用紙をもらって、各自が金融機関に代金を支払うことになっていました。振込みに行くのが大変なので、なおさら購入しませんでした。
分度器や三角定規などもあったと思います。
(後日、宛名書きガイドを友達とまとめて注文し手に入れることが出来ました)
次はPTRワン・つーでおなじみのシナノケンシです。
私はここで初めて、PTRツーがワンより大きいのを知りました。
ワンはデザインで賞を取ったくらいのシンプルなデザインだったのですが、販売戦略(?だったかな?)のために、デザイン変更を余儀なくされたとのことです。
ほかには、テープレコーダー感覚で、再生、巻き戻しだけで扱えるシンプルなタイプのものや、音訳をされている人が、録音や編集をしやすいものも展示されていました。
テープ図書からデイジー図書にどんどん切り替わっていくのは知っていますが、それに合わせて読むためやデイジー図書を作るための機器も開発されているのだなぁと感心してました。
ここで、おもしろいものがひとつ!携帯用拡大読書器。と言っても従来の外出時に携帯するのではなく、テレビのあるところに移動して使うというもの。
今はテレビは一家に一台、と言うより、各部屋に1台なんて言うお宅もありますね。
読みたい物を拡大読書器まで持っていくのではなく、その携帯の読書器のカメラをテレビの方へ持って行くというものでした。
うーん、記憶にあるイメージは、パソコンのマウスみたいかな?
コードが取り外しできるし、手元のかめらを読みたいものに当てて、実際読む時はテレビの画面を見ればよろしい!
シナノケンシが輸入販売元だそうです。拡大読書器を使っている人は、一見の価値あり!かな?
次は天眼鏡の展示なのですが、自分が使っていないので、なんとなくみたということだけです。
なにかめぼしいものはあったか?
そこだけ記憶が抜けている?
展示室を出てから昼食になりました。
各自でお弁当持参でしたので、空き部屋をかりて昼食タイム。
ここでまた、おうめちゃん、とんとんさん、おきちちゃん、あいちゃんおおちゃんとで、ピーチクパーチクとしておりました。
1時からは済生会の安東医師の講演会でした。演題は「網膜色素変性症と白内障」でした。
病状のことでは、特別目新しいことはなかったです。それより、医者としての話しのなかで印象に残ったのがあります。
具体的な数字は忘れてしまいましたので、私のイメージの数字で記します。
「ある公明な医者(実名をおっしゃったのですが、忘れてしまいました。)が、医学部の卒業式の時に、卒業生に対し、患者が100人いたら、1割はあなたが治した患者。
1割はどんなに手を尽くしても治らない患者。
後の8割は、患者が勝手に治る患者」。
このようなニュアンスで憶えています。
聞いたときはくすくすと笑っていましたが、時間が経つにつれ、いろいろ感じ方が出てきました。
うぬぼれるなとか、だからこそ、一生が勉強なのだとか、病気を治すのは患者との共同作業なのかな?とかんがえました。
今は、患者になる側(?)として思うことは、「病気になったら医者に任せればいい!では絶対にだめ!」と言うこと。
暴飲暴食、夜更かし、伊達の薄着、喫煙、運動不足、笑いの無い生活、などなど。
生活改善をせずに、病気になったらあわてて病院へ!!「なぜ治らないのだぁー!?」と医者に食ってかかってもねぇ。
「病気を治す、改善する」は、医療を出す側と医療を受ける側との二人三脚じゃないかなぁ?
安藤先生、この日の講演は、おうめちゃんの心にこのように残りました。
JRPSの総会スケジュールは、これですべて終了いたします。
し か し、おうめちゃん達のイベントは続きがあります。
それは「お茶会」。
総合福祉会館の1階のれすとらんに場所を変えて、おしゃべりの続きをいたしました。
ここに行く時は、失礼ながら「まあケーキくらいはあるだろう」などと軽く考えていました。
店内に入り、窓際が外に向かい、カウンターのようになっている席を取りました。
明るく広々した感じです。たぶん中庭に面していたかな?
ケーキセットに気をとられていたので、はっきりとは憶えていません。(花より団子!)
ケーキは3種類あり、そのうちの2種類を選ぶようになっています。
種類は、チーズケーキ、アップルパイ、イチジクのケーキ。(ちょっと珍しいよね。)
みんながそれぞれ、好みの組み合わせで注文しました。2個で通常のケーキの大きさになるかな?
でも、大きさより、二つの味を味わえたことに、「大満足」でした。
特におうめちゃんは、家の周りにお菓子屋さん(和洋を問わず)がないので、久しぶりのまとも(?) なティータイムでした。
顔面笑み、狂喜乱舞、ゴジラのおたけび!(さすがにここまでは・・)
ここでも、総会の感想やそれぞれの近況、世間話などで、盛り上がりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものです。
とんとんさんは、お迎えの車が着たので、ここでお別れです。
おうめちゃん、おきちちゃん、あいちゃんおおちゃんは、万代橋の高速バス乗り場へ。
途中、若いお嬢さんたちの団体とすれちがったり、ケンタッキーフライドチキンの前を通り、鼻をひくひくさせたりと、最後まで何かしらの刺激を受けてました。
今回、jRPSの総会に出席したことで、企画を楽しめたことはもちろんですし、高速バスが意外と便利だなぁと思いました。時間帯もよかった性もありますね。
今回、お誘いの声をかけてくれたとんとんさん、おさそいをして快く出かけてきてくれたおきちちゃんとハートッチさん、安全に行動してくださったガイドヘルパーのあいちゃん、おおちゃん、皆様、おかげさまで楽しい時間をすごすことが出来、また「行って来ました!」の文章を書くこともできました。
ありがとうございました。
これで、おうめちゃんの「JRPS総会に行ってきました!」のページを終わります。
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