薬局で「音声コードを付けて下さい」と申し出ましょう!
コメント:燕市 おうめちゃん 2009年2月
今回のお話は、活字文書読み取り装置・テルミー関連のことです。
今、各種視覚障害者団体や、点字図書館や視覚障害者情報センターなどに所属されている方は、カタログや説明書などを目にされておられると思います。
音声コードのついた文書をこの機器にかけると、そこに書いてある活字と〃内容を読むことが出来るというものです。
2月15日(日)に、長岡市で、視覚障害者福祉協会の主催で、「活字文書読み取り装置・ テルミー」の説明講習会が開かれました。
その時の説明の中に、「薬の説明書に音声コードを添付する」と言うことがありました。
みなさんは調剤薬局で薬をもらう時、その薬の説明書をもらっていると思います。でも、ほとんどが墨字でしょう?薬の誤飲を防ぐためにも大切な文書なのに、一人で読めないなんて。
現在は、厚生労働省の通達で、パソコンで「薬のしおり」から音声コードをダウンロードして添付するようにとなっているようです。
ただしこれは、利用する側が申し出ないと、薬局の人はわからないままです。
そして音声コードをダウンロードして印刷する場合、プリンターはレーザープリンターのほうが良いとのことです。
インクジェットのタイプですとにじみが出たりして、テルミーにかけたとき正確に読まないらしいです。
この話を聞いた次の日、ちょうど眼科の定期健診がありましたので、薬局で薬をもらう時に聞いてみました。病院は燕労災病院。薬局は病院の向かい側にある「新潟調剤薬局」です。
結果は、音声コードをダウンロードしてプリントしてもらうことが出来ました。
処方箋を出す時に、窓口で音声コードを付けて欲しいと申し出ました。
係りの人に、「〈薬のしおり〉というホームページから、薬の説明の音声コードをダウンロードして出してもらえると聞いたのですが」と言いましたら、すぐに調べて下さり、「たしかに〈薬のしおり〉に音声コード付という薬がありますとの答えでした。
ただし非常に残念なのは、〈薬のしおり〉に載っているもの全てに音声コードが付いているのではありませんでした。
私はその時、目薬を含めて6種類の薬が処方されましたが、音声コードが付いていたのはアダプチノールだけでした。
新潟調剤薬局(燕労災向かい)のプリンターは、レーザープリンターではなかったですが、係りの人が、「インクジェットですが試しに印刷してみましょう」とやってみてくれました。
この、薬の説明書に音声コードを付ける方式は始まったばかりだと思いますが、利用する側(視覚障害者)がどんどん申し出ないと、絵に描いた餅になってしまいます。
みなさんも、薬局に行ったときに「音声コードを付けて下さい」と申し出てみませんか?
ご自分が使う薬でなくても、ご家族の方が使う薬でもいいんじゃないですか?
ご自分の手元にテルミーがなくても、薬局にレーザープリンターがなくても、まずは薬局に申し出ましょう!!
「薬の説明書に音声コードをつける」と言うことを、薬局の方たちに認識していただきましょう!
では皆様、さっそく薬局に「音声コードを付けて下さい!」と申し出てみましょうね。
これで、おうめちゃんの 薬局で「音声コードを付けて下さい」と申し出ましょう!のページを終わります。
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